きょうも寒い。毛布とふとんをはねて6時過ぎ起床。一日中降ったり止んだり。どんよりとうすら寒い。コットンの長袖シャツのうえに長袖のカラーシャツとチョッキで“武装”し外出。寒くてうっとおしいお天気だと目と頭の痛みがぶり返す。あちこち医院へ駆け込んで「帯状疱疹ヘルペス」と診断されたのはたしか去年の10月26、27日の内科と眼科と皮膚科だった。罹病まる一年。いまは「帯状疱疹後神経痛」と診断され、ブロック注射と飲み薬で治療中。
花壇の土起こしを終り秋の文化祭(写真展)を準備している最中だった。花の植え替えや写真展示の作業などボランティアメンバーにすべてお任せしたなあ。そのころ、ずっきんずっきんチクチクぴりぴり。先生の説明など耳に入らない。形容できない激しい痛みが目と頭を襲った。説明よりもはよなんとかしてや、という感じだった。帯状疱疹の痛みというのは千差万別らしい。症状の場所も人それぞれとか。ぼくの場合は三叉神経の真上の右脳から右目にかけて発症した。「お岩さんみたいやったで」と本屋のおばちゃん。「あなたのは重症感がありますね」と院長先生。そういわれお正月まで寝込んだ。家族を煩わしボランティアのみんなにも迷惑をかけた。「寝てばっかはだめよ。あちこち出て自分の好きなことやったりいろんな人に交わること。気分を紛らすことも大事よ」。そういわれてから「よし、毎日一句に挑戦しよう」と心に誓った。
俳句のよしあしなど考えない。即興の俳句。古稀の年ぼくはこう生きたという証に。毎日、秋を見つけに歩いている。が、きょうは終日時雨れ。秋は見つからず冬が来よった。台風が日本列島に近付いているという。秋はまだまだ終わらんぞ。木々の錦織を是非見たいネ。
公園に病人しばし訪ねけり 愚句
ひんやりと冬近づける高層棟 同
