曇。早朝、町内を徘徊。清々しい。日中小雨がぱらつく。午前中吹田の千里図書館と中之島図書館へ返本。「桂米朝句集」を借りる。市役所の地下食堂でAランチをとる。帰りに南千里の公園に立ち寄る。ベンチに話しかけてくる老人がいた。この公園はじめてらしい。「ここはいいところですな。この池はなんといいます?」「牛ヶ首池といいます」。海外生活が長く車いすの妻の介護を看取って3年目。80歳で俳句をやっているという。赤松を指さしながら「あれいいですな。松茸でも生えそう」。俳人の目でものを見てはる。「ホトトギスの系統です」。句づくりは写生に徹しているという。わが輩に俳人らしい匂いでもしたのかな。
もうすぐ夏至。お日さんがいちばんながく日本を照らしてくれる日や。庶民に後ろめたいことをやっている権力者たちの悪行を白日のもとに曝しだすとき。きのう日比谷野外音楽堂で「閣議決定で『戦争する国』にするな!」という大集会が開かれたという。全国各地で抗議の声があがっている。集団的自衛権の行使は憲法上許されていない。それを政権の憲法解釈で「できる」ように閣議決定するなんてとんでもない。許せない、おぞましいという声。与党だけの密室協議で会期末にドタバタと。
千里南公園の雀たち。親子関係は不明だがどれが親でどれが子かはおおよそ見当がつく。鈍くさいのは子ども(写真手前)。すばしっこいのが親や成鳥(その奥)。へいぜいは藪代わりに出入りしているアジサイにはとんと無関心。
ひるどきも鳴いてばかりの雀の子 昇龍子


