夏秋用花苗の安売り

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 曇りのち晴れ。朝6時前から洗濯を始めた賢妻が灰色の空模様を見て「ほんまに霽の」という。「そうやで。見てみい。西の空晴れてるがな」。子どもの頃に教わったまんまを70を超えた妻に言う。

 昼はお中元に頂いた奈良の三輪素麺。糸のように細くのど越し爽やか。食後、南千里へ。スーパーの前で、夏・秋用の花苗を安売りしていた。ペンタスとかグロキシニアとかが1ポット98円とか200円。手が出かかったがやめた。特段の理由はない。ペチュニアやジニア、マリーゴールドは1ポット58円。安い。婆さんたちがせっせと買うてた。

 気象(weather)とか気候(climate)とか季節(season)とかに、日本人はうるさい人種だと思う。ことに春夏秋冬の移ろいにはやかましい。ひとくちに夏といっても、初夏・盛夏・晩夏の違いを感じ分ける。北海道と大阪と沖縄ではさらに濃厚な違いがある。蒸し暑い大阪では鱧の梅肉で冷や酒をやるシーズンとなるが北海道にはそんな習慣はないだろう。からっとした牧場でジンギスカンを焼き生ビールをグイ~かな。

 理屈はさておき、梅雨のシーズンは、ジョッキで「ガンバロー」をするのが一番だろう。
               ペンタスの花苗きらきら星のよう 昇龍子